二世帯住宅のリノベーション!種類と実例をご紹介します
2025.02.28 (Fri) 更新

熊本県立大出身 2級建築士 趣味はスノーボード
リフォーム業界歴10年でお客様が分かりやすくリフォームが出来るお手伝いを心がけます
新築住宅が以前よりも高騰しているので、ご実家を二世帯住宅にリノベーションをしたいとのお問い合わせが増えてきました。
ただ、二世帯住宅といっても間取りのタイプにより3つの種類に分けられます。
そこで今回はそれぞれの種類の特徴と実例についてくわしく解説をします。
目次
1.二世帯住宅の種類
2.築年数が古くても二世帯住宅にできる?
3.二世帯住宅の実例
4.まとめ
1.二世帯住宅の種類
二世帯住宅の間取りプランは、どこまでの空間を共有するかで3つ分けることができます。
それぞれの種類とメリットデメリットを解説します。
完全同居型
完全同居型の二世帯住宅は、玄関やリビング、キッチンなど基本的な生活空間をすべて共有するタイプの住宅です。
生活空間を区切らないので、子世帯が親の介護をしたり、親が孫の面倒を見たりしやすいのが特徴です。
リノベーション費用も抑えることができますが、水回りの設備を共有するためプライバシーが守られにくいのでストレスを感じてしまう可能性があります。
部分共有型
部分共有型の二世帯住宅とは、一部の生活設備を共有して、他の設備や間取りは世帯で区分するタイプの住宅です。
例えば、「キッチンやお風呂などの設備は別に設けて玄関は一緒にする」や「リビングはみんなで使用しトイレとお風呂は別々にする」など共有するものは話し合って決めます。
家族のコミュニケーションは保つことはできますが、水回り設備など別で設置する費用がプラスでかかってきますので費用が高くなります。
完全分離型
玄関やキッチンなどの生活空間を全て分離するスタイルです。
完全分離型は左右に分離するタイプと上下に分離するタイプの2タイプに分類できます。
間取りが区切られているので、親世帯と子世帯がそれぞれ別の生活を送ることができるので、互いに干渉せずに暮らすことができます。
ただ、家の構造としては1軒ですが、キッチンやお風呂などの水回り設備は2世帯分必要になります。
そのため、費用は他のスタイルよりも割高になります。
空間も分かれているので、エアコンや電気代などの光熱費も高くなり、経済的な恩恵は受けることができません。
2.築年数が古くても二世帯にできる?
築30年以上経過したご自宅であっても二世帯住宅にすることは可能ですが、事前に建物の状態を確認し、劣化や腐食がないのかを把握する必要はあります。
ご自宅がシロアリや雨漏り被害によって柱や土台の腐食が進んでいる場合は、できないこともあります。
また、築年数ではなく、家の工法によって、リノベーションが難しい場合もありますので、一度業者に相談されるのをおすすめします。
3.二世帯住宅の実例
弊社で行った二世帯住宅のリノベーション実例をご紹介します。
①完全同居型の二世帯住宅
【施工前】
【施工後】
完全同居型ですが全体的に工事を行いました。
大幅に間取りは変更しませんでしたが、着工からお引き渡しまで3ヶ月ほどかかりました。
②部分共有型の二世帯住宅
【施工前】
【施工後】
平屋のご自宅の二世帯住宅リノベーションでした。
左側の和室の2間をLDKと洋室にリフォームしました。
お風呂は親世帯・子世帯で使用するため、1つのみの設置で、トイレやキッチンは2つ設置しています。
③完全分離型の二世帯住宅
【施工前】
【施工後】
こちらのお客様も左側と右側で親世帯・子世帯を分けられています。
ただ、玄関やお風呂、トイレ、キッチンなどもそれぞれ設置をされています。
そのためお互いに干渉せずに暮らせますので、家族のプライバシーを守れ、いざというときにすぐ駆けつけることも可能です。
4.まとめ
今回は二世帯住宅のリノベーションについて種類を解説しました。
二世帯住宅には3種類あるため、ご検討されていらっしゃる方は、どのようにするのか事前に家族で話し合うことでリノベーション後も悔いがなく住むことができます。
どのようなリノベーションを行うかでも費用が変わり、そもそもリノベーションが可能なのかも一度現場の確認してみないと分かりかねますので、ご検討されている方は一度業者に相談されるのをおすすめします。
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