木造住宅のリノベーション後はいつまで住める?
2025.01.17 (Fri) 更新

熊本県立大出身 2級建築士 趣味はスノーボード
リフォーム業界歴10年でお客様が分かりやすくリフォームが出来るお手伝いを心がけます
最近、中古住宅購入後のリノベーションやご両親と同居されるための二世帯リノベーションの問い合わせが多くなってきました。
リノベーション工事をして新しい家を手に入れたいと思っても気になるのが寿命かと思います。
そこで今回は木造住宅の寿命について、リノベーション後に何年住めるのか、寿命が縮む原因を解説します。
リノベーションをお考えの方はぜひご参考下さい!
目次
1.木造住宅の寿命はどれくらい?
2.リノベーションをして何年住めるの?
3.家の寿命が縮む原因って?
4.リノベーション後は定期的なリフォームで寿命を延ばそう!
5.まとめ
1.木造住宅の寿命はどれくらい?
一般的に木造住宅の寿命というと、30年程度や法定耐用年数の22年と答える人もいて様々です。
30年と言われるのは、築30年程度で家族構成が変わったり、生活環境が変わったりし、住宅設備機器の寿命が30年程度であるからです。
また22年と言われるのは、22年を過ぎると法律上で建物の価値がなくなったと判断されるからです。
ただ一軒家でも部位により寿命は違い、基礎は60~100年、給排水管は30~40年、屋根材は日本瓦で50~100年、スレート屋根で15年と違います。
部位ごとの耐久性を考えると、新築後にノーメンテナンスで住める寿命は30年というのは木造住宅の目安と言えます。
2.リノベーションをして何年住めるの?
リノベーションをされる際に、見た目を新しくしても土台がそのままであればあまり変わらないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
リノベーションを行う際、土台の劣化がしていれば、その部分の工事も行うことは可能です。
柱や木材がいたんでいれば交換、ボルトを使用して接ぎ木などの補修も可能です。
国土交通省の木造住宅期待耐用年数では、「フラット35基準程度で50~60年、劣化対策等級3で75年~90年、長期優良住宅認定で100年超」とされています。
そのため定期的に必要なメンテナンスをしておけば、100年超えても木造住宅は居住ができます。
ただ、リノベーションやリフォームで寿命を伸ばしても、設備は早く壊れてしまいます。
そのため、その都度部位ごとに修理や工事が必要になり出費が積み重なります。
3.家の寿命が縮む原因って?
年数が経つと家は少しずつ劣化しますが、特に寿命を縮めてしまう原因をご紹介します。
水漏れ
給水や排水管からの水漏れは壁裏や床下の木部を腐らせ、建物の寿命を縮める原因になります。
戸建て住宅の給排水管はほとんどが壁裏や床下にあるので、気づかないうちに症状が進行してしまいます。
雨漏り
木造住宅は柱や梁に構造体を使用しています。
そのため、雨水が建物に侵入することで木部の腐食がおこり耐久性に影響が出ます。
雨漏りの原因は屋根だけでなく、ベランダや壁、窓のサッシの隙間など様々です。
シロアリ
白蟻は木造住宅の大切な柱や土台を食べてしまいます。
白蟻が食べた木材は柔らかくなり地震に耐えることができません。
雨漏りや水漏れによって気が腐ると、シロアリに狙われやすくなります。
地震や台風などの揺れ
地震や台風が多い日本では、揺れなどの外力によって建物がひずみ、ひび割れが発生することもあります、
地震で倒壊することがなくても、目に見えない部分にひずみが発生して耐震性が低下していることもあります、
外壁のひびわれは、雨漏りの原因になりますので注意が
4.リノベーション後は定期的なリフォームで寿命を延ばそう!
リノベーションは費用がかかりますが、10年後や20年後にも定期的にリフォームを行い、メンテナンスをすることで、寿命を延ばすことができます。
長く住めるようにするために行うリフォームをご紹介します。
外壁・屋根塗装・ベランダ防水
雨風や日差しから建物を守るのが外壁・屋根の塗装です。
メンテナンスのサイクルとしては10年~15年が目安です。
コストや時間を節約したい場合は、屋根と外壁を一度に塗装工事を行うことをおすすめします。
屋根は太陽光や雨水などの外的要因を受けやすいので、外壁塗装よりも劣化が早く、耐用年数が2~3年短くなります。
また、外壁屋根の塗装と一緒にベランダ防水を行うことで、ベランダからの雨漏りを防ぐことができます。
水回りの設備交換
お風呂・洗面台・トイレ。キッチンなどの水回りは消耗品のため、耐用年数を過ぎて使用すると水漏れをする可能性もあります。
使用状況によって変わりますが、メンテナンスの時期は20~30年が目安です。
新しい設備にすることで、快適な暮らしができます。
防蟻工事
床下の木部をシロアリから守るために、定期的に白蟻の予防工事が必要です。
一般的にはシロアリ予防のための防除剤を構造に施しますが、薬剤の効力は5年と言われています。
そのためメンテナンスサイクルは5年が目安です。
5.まとめ
リノベーション工事には費用がかかりますが、定期的にメンテナンスを行うことで、100年超えても住むことは可能です。
そのためには外壁・屋根の塗装やシロアリ予防工事などは定期的に行いましょう。
また水回りの水漏れが生じた時や雨漏りしたとき等は放置をせずに、業者に一度見てもらいましょう。
リノベーション・リフォームをお考えの方は一度業者に相談することで、具体的なイメージを掴むことができますので、ぜひ一度相談をしてみましょう!
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