キッチンの高さが合わない！リフォームで調節出来るの？｜ジョブズ情報通信｜ジョブズ

キッチンの高さが合わない！リフォームで調節出来るの？

リフォームのノウハウ

2024.04.14 (Sun) 更新

著者情報

片山晃会熊本県山鹿市出身

熊本県立大出身 2級建築士趣味はスノーボード
リフォーム業界歴10年でお客様が分かりやすくリフォームが出来るお手伝いを心がけます

キッチンは毎日使う場所ですので、出来るだけ使いやすいほうが良いですよね。

中古住宅やマンションを購入された時や、新築で建ててもメインで使用する人が変わってしまうと、キッチンは使いづらい高さになる可能性があります。
そこで今回は、理想的なキッチンの高さと、高さ変更のリフォームについて解説します。

キッチンを高くしたい・低くしたい等思っていらっしゃる方は、ぜひご参考下さい。

1.理想的なキッチンの高さとは？

キッチンは、新築時やリフォーム時に仕様を決めていく際に高さを変更が出来ますが、作業しやすいカウンター高さは、身長によって変わります。
JIS規格（日本工業規格）においても、キッチンのワークトップの高さは80・85・90・95㎝と定められています。

作業しやすい理想的なキッチンの高さは、身長÷2＋5㎝で、身長の目安としては、150㎝の方は80㎝、160㎝の方は85㎝、170㎝の方は90㎝が理想です。

身長からの算出以外も、肘高から行うことも出来ます。
キッチンの高さは、肘よりも10～15㎝ほど低くなっていると使い勝手が良くなります。

キッチンの高さは、基本的にキッチンを1番長く使う人に合わせるのが理想です。
ただ、使われる方が複数いらっしゃって、身長差がある場合は、高い方に合わせて、身長の低い方はスリッパ等で調整する方法もあります。

2.高さの合わないキッチンを使うとどうなる？

キッチンの高さを合わせせないと、どうなるのかをいくつかご紹介します。

水ハネで衣類が濡れてしまう

キッチンの高さが低いと洗い物をする際に水ハネをしてしまう可能性があります。
通常よりも袖やお腹の部分が濡れてしまうこともあり、それが毎日続くと洗い物が嫌になってしまいます。

腰痛や肩こりなどの症状が出る場合も

キッチンの高さが高すぎると肩こりが起こり、低すぎると腰に負担がかかり、腰痛を引き起こす原因になります。
キッチンでの調理や片付け後に肩こりや腰痛を感じられる場合は、キッチンが合っていない可能性があります。

硬いものを切るときに、力を入れにくくなる

キッチンの高さが高すぎる場合は、硬い食材を切る際に力が入れにくくなります。
食材を切るときは、包丁で上から下に力を加えて切りますが、食材が硬い場合は大きな力が要ります。
キッチンの高さが高いと力を入れにくいので、硬い食材を切りにくくなります。

3.高さを変更したい時、どんな工事をしたら良いの？

高さを変更したい！と思った時に、出来る方法と費用をご紹介します。

キッチンの自体の高さを変更する

キッチンの自体の高さを変更する際は、既存のキッチンを活かすのか、キッチンを全体のリフォームするかの2パターンです。

既存のキッチンの高さの調整をする場合は、一度解体をして、かさ上げするか台輪をカットする方法があります。

ただキッチンを15年以上お使いで、高さが気になられる方は、キッチン全体のリフォームをお考えされても良いかもしれません。
15年以上経つと食洗機やレンジフード、加熱機器、水栓等の交換が必要になるケースがあります。
部分的なリフォームを組み合わせるのも良いのですが、一式取替えをして、キッチンを新しくするのもおすすめです。