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玄関ドアは開き戸から引き戸にリフォーム出来る？

2024.01.25 (Thu) 更新

著者情報

片山晃会熊本県山鹿市出身

熊本県立大出身 2級建築士趣味はスノーボード
リフォーム業界歴10年でお客様が分かりやすくリフォームが出来るお手伝いを心がけます

以前の記事では、玄関ドアのリフォームで、引き戸から開き戸にリフォーム出来るのか？についてご紹介しました。
今回は、開き戸から引き戸にリフォーム出来るかについてご紹介します。
玄関ドアのリフォームをお考えのお客様は、ご参考にして頂けると嬉しいです。

1.玄関ドアを開き戸から引き戸にリフォームするメリット

まず、玄関を引戸にするメリットにはどのようなメリットがあるか解説します。

1.荷物の出し入れがしやすい

引き戸は、開けたままにもできるので、大きな荷物があるときや、荷物の量が多い時等、運び込みやすいです。
荷物を運ぶ時に都度ドアを開ける必要がないので、スムーズに運ぶことが出来ます。

2.どなたでも使い易い

引き戸は一般的に開け閉めしやすく、お子様や高齢者、お身体に制約のある方にとっても使いやすいのが特徴です。
重い扉を押し開ける必要がなく、軽い力でスムーズに開け閉め出来ます。
ベビーカーや車いすなどの出し入れもしやすく、どなたでも使い易いのでスムーズな外出が出来ます。

3.スペースを広く使用できる

玄関ドアの開き戸は、開閉する時に戸が前後に動きますが、引き戸は開閉はスライドさせて動かします。
開き戸は、扉が開くスペースに物を置くと邪魔になってしまいますが、引き戸は邪魔になることはありません。
そのため、スペースの制約がなく、広く使うことが出来ます。

4.開閉時の危険性が少ない

開き戸の場合は、ドアを開けた際に、開けた先に人や物があると、ぶつかってしまいます。
また、ドアが閉まる際、出入りが遅れてしまうと、手や指等を挟み、怪我をする可能性もあります。
引き戸であれば、そのような危険も少なくなります。

5.玄関の室内側が明るくなる

玄関の開き戸には、採光を重視している商品もありますが、引き戸に比べると劣ってしまいます。
玄関の開き戸から引き戸にリフォームすると、格子のガラス部分から、玄関内に陽射しを取り込むことが出来ますので、玄関が明るくなります。

2.玄関ドアを開き戸から引き戸にリフォームするデメリット

玄関ドアを引き戸にするメリットをご紹介しましたので、反対にデメリットも解説していきます。

1.デザイン性

引き戸と聞くと、洋風の住宅に合うのだろう？と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
お選び出来るデザインは、和風住宅以外にも調和する商品がありますので、心配はありません。
ただ、片引き戸へリフォームされる場合、枠が目立つので、玄関がおしゃれに見えなく、入り口だけ違和感を感じる場合もあります。

2.防犯性

引き戸に限らず、20年以上前の玄関ドアであれば、防犯性能は低く強盗に対する十分な対策が行われていませんでした。
現在のドアは、各メーカー商品開発が進み、防犯ガラスや複雑な鍵も販売されており、防犯機能が高くなっています。

3.断熱性

玄関引き戸は、開き戸と比較すると、ガラス部分が多いので、断熱は大丈夫かな？と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ガラス部分に複層ガラスが使用してあるものがありますで、そちらをお選びされると、断熱性が低下することはありません。

3.開き戸から引き戸にリフォーム出来る条件とは？

玄関ドアを開き戸から引き戸へリフォームするには、条件がありますので、ご紹介します。

1.スライドさせるスペースが玄関にあるか？

現在の玄関ドアが開き戸であっても、玄関ドアの横の壁に、引き戸を引き込むことのできる幅があれば、片引き戸に交換できます。
ただ、壁に引き戸を引き込むための余裕がないのであれば、片引き戸にリフォームする事は出来ません。
2枚建具の引き戸がご希望であれば、壁を壊して工事するしか方法はなく、大掛かりになってしまいます。